O脚は? X脚は? 足の形とひざの痛みの関係|変形性膝関節症コラム

O脚は? X脚は? 足の形とひざの痛みの関係

脚の形が良くないといわれる代表例がO脚とX脚。それぞれ、外見も気になるものですが、足の機能にも影響があるのです。実は、ひざの痛みとも深い関係があるといわれているため、注意が必要なもの。そこで、O脚とX脚とはどんな状態なのか、そして、ひざの痛みとはどうかかわるのかをご紹介します。

O脚とX脚とは?

O脚 X脚 変形性膝関節症
出典:[ほそかわ整骨院]

O脚とX脚の定義をご存知ですか? O脚は、両方のひざが外側に曲がっている状態のことで、両足のくるぶしをぴったり合わせて立っても、左右のひざがぴったりとつかないのが特徴です。一方。X脚とは、反対に両方のひざが内側に曲がっている状態のことで、両ひざの隙間をぴったりと詰めて立っても、両足のくるぶしがくっつかないのが特徴です。 いずれも先天的な場合が多く、その他、靭帯の異常、太ももやすねの骨の異常、外傷によるものなどが原因といわれています。

O脚は変形性膝関節症の最も大きな原因だった!

変形性膝関節症にかかる日本人のうち、最も大きな原因になるのが、O脚だといわれています。それは、O脚がもともとひざの内側に負担がかかりやすいことが原因です。長年ひざの内側に負担がかかった状態で歩行していると、関節の軟骨がすり減っていき、やがて骨同士がこすれ合うことによって痛みが生じてしまうのです。 このO脚が特に日本人に多いのは、もともと、欧米人と比べて、筋肉の向きや靭帯の位置がO脚になりやすい作りになっているのが理由だといわれています。

X脚が強い場合もリスクあり

X脚も変形性膝関節症のリスクがあるといわれています。X脚の場合、ひざの外側に負担がかかるため、O脚同様に関節軟骨がすり減るからです。ただし、X脚は外国人と比べて、日本人は少ない傾向があるため、O脚のほうが注目されることが多いようです。

O脚傾向のあなたはご注意を!

O脚 膝 痛い

普段、靴の外側がすり減りやすいなど、自分はO脚とまではいかないけれど、ちょっとその傾向があるという方は意外と多いのではないでしょうか? そんなあなたにおすすめなのが、日常的な動作に気を付けることです。座るときは足を組まない足のつま先は内側にならないようにまっすぐ前方に向けてそろえる、地べたに座る場合、女の子座りはしないなど、十分気を付けましょう。 歩くときも、つま先をやや外側に向けて歩く片足だけに重心をかけないことなどを注意しましょう。

知恵まとめ
  • O脚とはひざが外側に、X脚とはひざが内側に向かって曲がっている状態のこと
  • O脚は日本人に多く、変形性膝関節症の最も大きな原因といわれている
  • O脚の傾向がある人は、座り方や歩き方などに気を付けると良い
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