登山やハイキングの最中、ちょっとひざが痛むとき
山や公園などへ、登山やハイキングに出かけたとき、歩きながら少しひざが痛む。そんなときは、ひざ関節に負担のかかる歩き方になっているかもしれません。もしかしたら、体を思い切り動かそうとして、大股歩きになっていたり、足を地面に着地するときに、思いっきり地面にドスンとついていたりしませんか? 実はこの歩き方、ひざ関節に非常に大きな負担になってしまうのです。 特に、ちょっと体重が重い傾向にある方は要注意。平坦な道では問題ないものの、下り坂では、自分の体重がひざ関節に大きくのしかかり、苦しさを感じる方も多いでしょう。
ひざが痛いときの歩き方のコツ!
そんなひざの痛みを感じるときこそ、歩き方を変えるチャンスです。まずは大股で歩いていた歩幅を縮めて、小幅にしてみましょう。あまり無理をせず、ゆっくりと歩くのがポイントです。 よりひざへの負担を減らすには、軽くひざを曲げるのを意識しましょう。曲げたひざがクッションの役割を果たしてくれます。 登山の下山時など、急激な下り坂にさしかかったら、体を横向きにして「かに歩き」のように下りましょう。着地する足の裏が、ちょうど斜面の傾斜に合うようにするのがコツです。このことで、ひざへの負担を減らすことができます。
歩いた後のケアも欠かさずに
- 出典:[ RESC]
ひざ関節への負担を減らす歩き方をしても、ひざへはある程度刺激が加わった状態。歩いた後は、まずひざを10分程度冷やしておきましょう。登山やハイキングの後、すぐ温泉などに入ることも多いと思われますが、お湯に浸かって温める前に、まずは冷やすのがポイントです。また、ストレッチを行っておくとより安心です。 普段から太ももの筋肉を鍛えてひざへの負担を減らす、体重を減らすなど準備も大事です。太ももの筋肉を鍛えるにはスクワットが有効。長く登山やハイキングの趣味を楽しむためにも、ぜひケアや準備を実践しましょう。
- 知恵まとめ
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- 登山やハイキングなどのとき、大股歩きはひざへ負担になる
- 小股でゆっくりと、ひざを少し曲げて横向きで下りると負担が軽減
- 歩いた直後は温泉の前にまず冷やすことが大切