ひざが痛いときの登山・ハイキングの歩き方|変形性膝関節症コラム

2015.11.11

ひざが痛いときの登山・ハイキングの歩き方

登山やハイキングが趣味だけれど、ここ数年、ひざが痛くなってきた。そんな方は、大切な趣味が思う存分楽しめなくなることに焦りとショックを感じているのではないでしょうか。けれど、そんな憂いは不要。正しい歩き方をマスターすれば、趣味も変わらず楽しめる可能性があるからです。

登山やハイキングの最中、ちょっとひざが痛むとき

登山 膝 痛み
出典:[ GOLDWIN Inc.]

山や公園などへ、登山やハイキングに出かけたとき、歩きながら少しひざが痛む。そんなときは、ひざ関節に負担のかかる歩き方になっているかもしれません。もしかしたら、体を思い切り動かそうとして、大股歩きになっていたり、足を地面に着地するときに、思いっきり地面にドスンとついていたりしませんか? 実はこの歩き方、ひざ関節に非常に大きな負担になってしまうのです。 特に、ちょっと体重が重い傾向にある方は要注意。平坦な道では問題ないものの、下り坂では、自分の体重がひざ関節に大きくのしかかり、苦しさを感じる方も多いでしょう。

ひざが痛いときの歩き方のコツ!

そんなひざの痛みを感じるときこそ、歩き方を変えるチャンスです。まずは大股で歩いていた歩幅を縮めて、小幅にしてみましょう。あまり無理をせず、ゆっくりと歩くのがポイントです。 よりひざへの負担を減らすには、軽くひざを曲げるのを意識しましょう。曲げたひざがクッションの役割を果たしてくれます。 登山の下山時など、急激な下り坂にさしかかったら、体を横向きにして「かに歩き」のように下りましょう。着地する足の裏が、ちょうど斜面の傾斜に合うようにするのがコツです。このことで、ひざへの負担を減らすことができます。

歩いた後のケアも欠かさずに

登山 膝 ケア
出典:[ RESC]

ひざ関節への負担を減らす歩き方をしても、ひざへはある程度刺激が加わった状態。歩いた後は、まずひざを10分程度冷やしておきましょう。登山やハイキングの後、すぐ温泉などに入ることも多いと思われますが、お湯に浸かって温める前に、まずは冷やすのがポイントです。また、ストレッチを行っておくとより安心です。 普段から太ももの筋肉を鍛えてひざへの負担を減らす、体重を減らすなど準備も大事です。太ももの筋肉を鍛えるにはスクワットが有効。長く登山やハイキングの趣味を楽しむためにも、ぜひケアや準備を実践しましょう。

知恵まとめ
  • 登山やハイキングなどのとき、大股歩きはひざへ負担になる
  • 小股でゆっくりと、ひざを少し曲げて横向きで下りると負担が軽減
  • 歩いた直後は温泉の前にまず冷やすことが大切
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