関節痛とむくみの関係
ひざの痛みとむくみを感じたら…「変形性膝関節症」かも
中高年のひざ関節痛を伴うむくみの原因として、一番多いのが「変形性膝関節症」です。変形性膝関節症とは、加齢によってひざ関節の軟骨がすり減ってしまうことで痛みが生じ、関節炎や変形が起こる病気。中高年に多く、男性に比べて女性は1.5倍~2倍も多くみられます。 その他にも、むくみの原因となる関節痛には、偽通風や関節リウマチなどの病気の可能性も考えられます。
なぜ起こる? 関節痛のむくみ
- 出典:[肉体改造研究所]
関節痛でひざ関節に痛みがあると、ひざをうまく動かせなくなります。すると、ひざを含めた下半身の運動が不足し、やがてひざ関節の周囲を中心として筋肉の萎縮が起こります。その結果、「第二の心臓」と呼ばれているふくらはぎで心臓に戻すための血液の循環が悪くなり、血液が下半身に停留。そして、むくみが生じてしまうのです。これを「筋ポンプ作用の低下」といいます。
関節痛のむくみを取り除くための治療は?
それでは、関節痛で起こる「むくみ」を取り除くためにはどんな治療が行われるのでしょうか。先にもお話したように、変形性膝関節症に伴う「むくみ」が起こるのは、ひざ関節の周囲の萎縮による「筋ポンプ作用の低下」が原因です。「むくみ」を取り除くには、むくみそのものに対する治療だけでなく、ひざ関節の筋肉を強くすることで、その「筋ポンプ作用」を回復させることが最も重要になってきます。 つまり、①むくみに対する治療、②ひざ関節の周りの筋力を強くすることで筋ポンプ作用を回復させる治療、③ひざの関節痛に対する治療の三つが必要になります。
むくみに対する治療
まず、むくみに対する治療として下半身から足首まで、弾性のストッキングや包帯などを使った圧迫療法が行われます。これは、弾性のある包帯などを巻き重ねることで足を圧迫し、皮下組織にリンパ液が溜まるのを防ぎ、筋ポンプの働きを助けようという治療法です。圧迫療法を実施するときには血管に注意を要する病気を持っていないか注意が必要です。医師とよく話し合ってください。
筋ポンプ作用を回復させる治療
膝関節の周囲の筋肉でも、膝関節の運動が低下することによって、もっとも影響を受けるのが太ももの筋肉をつかさどっている大腿四頭筋。そのため、大腿四頭筋を鍛えるようなエクササイズが有効です。この治療は、家でも継続して行わなければいけません。
ひざの関節痛に対する治療
ひざの病気の種類によって、治療はさまざま。例えば「変形性膝関節症」の場合、痛みの程度に応じて鎮痛剤やヒアルロン酸注射、理学療法などが行われます。 このサイトでも、他の新しい治療法なども随時紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 知恵まとめ
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- ひざの関節痛を伴うむくみの原因として多いのは「変形性膝関節症」
- むくみは、血液が下半身に停留するために起こる
- 関節痛によるむくみを治すには様々な角度での治療が必要