PRP治療とは自己血液で修復させる治療法
- 採血し、注射のみで痛み緩和できる
PRPとは、自己血液から血小板を中心に抽出し濃縮させたものです。このPRPを、ひざなどの患部に注入することで修復機能を一時的に高めるというのが、PRP(多血小板血漿)治療。自己血液なので、アレルギー反応の心配もないし、何年も前の古傷にも効果的なのです。
PRP治療が選ばれる理由
治療の即効性が高い
一般の人もそうですが、特にスポーツ選手にとってケガは選手生命を脅かす一番の要因。靭帯損傷や半月板損傷などに見舞われやすい反面、治療期間が長いと引退を余儀なくされてしまうことも。そのため、田中投手も、復帰までに1年以上を要する靱帯再建手術を回避し、最短6週間の復帰が叶うPRP(多血小板血漿)治療にたどりついたといいます。
血流を良くする
靭帯損傷や関節痛を患っている方は、血液の流れが悪く、壊れた部分を治す細胞や栄養も届きくい状態です。PRP(多血小板血漿)治療では、血小板が放出するサイトカイン(修復に必要な細胞の情報伝達分子)の働きなどによって血管をつくり、新たに血流を確保することが可能です!
自然治癒が見込める
PRP(多血小板血漿)治療は、組織が作られる速度(いわゆる、自己修復力)を向上させる働きがあります。 実はこの再生パワーこそ、従来は手術以外の治療法がないと言われてきた事実を覆す、自然治癒の秘密。田中投手の経過も順調なので、今後はさらに注目を集めそうですね。
- 知恵まとめ
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- PRP(多血小板血漿)治療とは、NYヤンキース田中将大選手が選んだ再生医療
- 一般の中高年の方のひざ治療にも効果的で、即効性と自然治癒が期待できる
- ひじ以外に、ひざ痛、肩こり、腰痛、腱鞘炎、肉離れを治療できるマルチな治療法