人工関節の手術 入院期間や手術の時間は?
人工関節置換術を受けるために入院する場合、その期間は人によってバラつきがありますが、およそ2~6週間程度で済むといわれています。手術そのものは1~2時間で終わり、早くて手術当日、または翌日からリハビリをスタートできる場合もあります。術後の体への影響を配慮しながら、徐々に普通の生活に戻れるよう慣らしていきます。 では、もう少し詳しく手術前後の流れに迫ってみましょう!
人工関節手術の流れ
人工関節の手術を受ける前には、手術や術後のリハビリに備えて準備をします。例えば、自己血液を貯めておき、手術中や手術後に輸血する可能性に備える、人工関節に負担がかからないように肥満を解消する、杖で生活する練習をしておくことなどがあります。
手術後のリハビリは、病室やベッドの上、リハビリ室などで、手術した部位の痛みや体の状態に配慮しながら行います。一週間後以内には、杖を使えば自力で歩けるようになる人がほとんどだといわれています。リハビリは、回復に応じて段階を踏んで行います。例えば平行棒につかまって歩く、杖をついて歩く、階段の昇り降り、日常動作などの練習や、筋力トレーニングなどがあります。
入院期間はどれくらい?
先ほども紹介した通り、入院の日数はだいたい2~6週間程度。リハビリの進行状況によっては、退院時にはすでに杖が必要ないという人もいます。退院後も、続けてリハビリや筋力トレーニングが必要になりますが、2~3ヶ月もたてば、ひざが痛み出す前と変わらず、普通の生活に戻ることができるといわれています。散歩、ウォーキング、買い物、ハイキング、旅行など、ひざが痛いときには考えられなかった行動ができるようになるため、多くの患者さんたちに喜ばれているようです。
人工関節置換術の入院や期間について明確になって、ひとまず安心ですね。今すぐに必要なくても、将来、手術を受けることがあるかもしれません。そのときのために今から心の準備をしておけそうです。
- 知恵まとめ
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- ひざ関節の人工関節置換手術の際の入院期間は2~6週間程度
- 術前は体重制限や杖での生活に備え、術後はリハビリを行う
- 退院後、2~3ヶ月もすれば普通と変わらない日常生活が送れるようになる