運動中のひざの痛みを避けるために
大好きなゴルフやジョギング、登山、ハイキングなど、趣味や健康のために運動をされている方へ。運動をする前には、運動中や運動後にひざ関節の痛みが起きないよう、ぜひ予防策を実行したいものです。その予防策を知る前に、まずは運動中に起きるひざの痛みの原因を押さえておきましょう。
運動中に起きるひざの痛み、その原因は?
運動中にひざの痛みが起きる場合、主に次のような原因が考えられます。
・ウォーミングアップ・クールダウン不足 運動前後に準備体操やストレッチ、軽いジョギングなどを怠ると、筋肉に不具合が生じ、ひざへの負担になります。また、筋肉がこわばったまま運動を始めたり、運動後何もせずにいたりすると、筋肉に疲れが残ったり、炎症が起こったりすることもあります。
・筋力の低下 ひざの周辺の筋肉が衰えると、ひざを伸ばしたときにひざを支えきれなくなったり、衝撃を吸収できなくなったりして、ひざの痛みにつながります。
・休息不足 運動をすると、筋肉細胞が壊れることはよく知られていますが、休息せず酷使を続けると、筋肉やひざへの負担が増し、回復しにくくなります。
・フォームが正しくない 間違ったフォームで運動をすると、筋肉や関節などに負担がかかるため、結果的にひざ関節の痛みにつながることがあります。
スポーツ前後にやっておきたい予防法
ひざの痛みを予防するためには、スポーツを行う前に必ずウォーミングアップを行い、終わった後はクールダウンを行うことがポイントです。軽く運動やストレッチを行うことで、筋肉が柔軟になって温まるので、ひざへの負担も軽減され、事故予防にもなります。運動中は正しい無理のないフォームを見つけて、できるだけ体に負担のない状態で行うようにしましょう。適度に休息を入れ、無理をしないことも大切です。
日頃から、筋力トレーニングやストレッチをすることや、3食栄養バランスの整った食事をとることでも、ひざの痛みを予防することができます。スポーツを長く楽しむためにも、ぜひ健康的な生活習慣を心がけたいものですね。
- 知恵まとめ
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- 運動中のひざの痛みは、運動前後の準備不足や筋力低下、休息不足、間違ったフォームなどによって起きる
- スポーツ前後に準備体操やストレッチを行うとひざの痛みを予防できる
- 筋力トレーニングや食事など健康的な生活習慣も大切