ひざの痛みの救世主?!人工関節がもたらすメリット|変形性膝関節症コラム

2015.05.10

ひざの痛みの救世主?!人工関節がもたらすメリット

ひざの痛みの治療法の一つに、ひざの関節を、手術によって人工のものに換える方法があるのをご存知ですか? ひざ関節の痛みがひどく、歩けなくなっているという方もこの手術で旅行にまで行けるようになることも。この人工関節手術についてのことや、人工関節がもたらすメリットをご紹介します。

ひざを人工関節にするメリット

人工関節治療

ひざ関節の痛みで、歩行が困難になり、外出がむずかしいという方にとって、人工関節置換術は有効な治療法です。ひざの両側を人工のものに置換する場合と、ひざの片方のみを置換する方法があり、痛みのあるひざ関節を改善することができます。これにより、日常生活が大きく変化するというメリットがあります。

人工関節にするとどうなる?

ひざが痛む症状が出る、変形性膝関節症や関節リウマチなどの場合、人工関節置換術の手術を行うことがあります。近年、日本では、年間5万件以上もの手術が行われているほど、普及している治療法です。ひざ関節を人工の関節にすると、痛みが取り除かれることから、日常生活が大幅に変わるという方が多いといわれています。ほとんど歩けず、外出するのもむずかしいという方にふさわしい治療法といえます。

人工関節置換術のメリットは?

人工関節置換術は、手術の翌日に、ベッドから起き上がることができ、2日後に歩行訓練がはじめられ、入院期間も2週間~3週間程度で済むといわれています。 しかし、約8cm~12cmの切開があるため傷跡が目立ちやすく、脱臼(だっきゅう)のしやすさや、感染の恐れ、将来的に人工関節がすり減ることでゆるんでしまうなど、デメリットもあります。

人工関節置換術を受ければ、旅行に行けるかも!

人工関節にすることによって、痛みが取り除かれるだけでなく、従来のようにひざを動かすことができるようになったり、自分の体重を支えることができるようになったりします。 人工関節置換術を受けた方にとって一番うれしいのは、これまで自分の足で行けなかった場所に、歩いて行けるようになることではないでしょうか。日常生活のちょっとした散歩や買い物だけでなく、遠出のハイキングや旅行などにも行けるようになるのは、大きな喜びとなるでしょう。

手術を希望する場合は、メリットとデメリットを考慮しつつ、検討するのをおすすめします。

知恵まとめ
  • 人工関節置換術では、ひざに人工関節を入れることによって痛みが取り除かれる
  • 歩けるようになることで旅行にも行けるようになる、入院期間が短くて済むなどのメリットがある
  • 人工関節ならではのデメリットもあるので注意が必要

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