ひざが怠くても病院に行かなくてOKケース
運動後など、ひざのだるさの原因が明確な場合
激しいスポーツや肉体を使った重労働など、痛みの原因がわかっている場合は家で数日間様子を見ても大丈夫です。ひざを酷使したことで起こる、一時的な痛みが原因である場合もあるからです。そんなときはなるべくひざを休めて安静にしておくと痛みが消えるでしょう。しかし、これまで経験したことのないような、異常なひざの痛みが続くなら何かの病気が潜んでいる可能性も!? 早めに整形外科を受診したほうが良いでしょう。
ひざの痛みや関節痛で病院に行くべきケース
これまでなかった違和感や痛みを感じた場合
以前は全く感じていなかったのに、急に違和感を感じたり痛みを自覚した場合や、それにプラスして気持ちが落ち込んだり、外に出るのが億劫になるなど、精神面にも影響が出たときは早めに整形外科に相談してください。その場合、「どの部分がいつから痛いのか」答えられるように事前に整理しておくと良いでしょう。
患部が急に痛み出し、動かすと痛む場合
ひざの痛みは、初期はなんとなくへんだなというひざの違和感から始まるものがほとんど。ですが、中には「関節水腫」や「痛風」などのようにいきなりなんの前触れもなく急激な痛みを引き起こす病気もあります。患部の状態は外見ではわからないので、急激な痛みを感じた場合はすぐに整形外科を受診したほうが懸命です。
一個でも当てはまれば「変形性膝関節症」の可能性大!
- ひざを曲げたり伸ばしたりするときに痛むことがある
- きちんと正座ができない
- 階段や坂道などを昇るときにひざが痛む
- ひざがだるい、カクカクする
- ひざを押すと、痛みを感じる部分がある
- 朝、起き上がるときにひざが痛くなる
ひざの痛みを放置するとどうなる?
歩くとひざが痛い…、階段の上り下りがつらいときなどは自己判断は禁物! 放置するとエスカレートして重症化するケースも!
変形性膝関節症が進行する
中高年の9割を占めるひざの病気「変形性膝関節症」。この場合、ひざの痛みは初期段階では湿布や鎮痛薬などで抑えられることもあります。しかし、症状が進行してしまうと炎症によりひざに水がたまり、歩くことが困難になることもあります。加齢も進み、末期になるとひざが完全に伸びなくなり、杖や手すりにつかまらないと生活が送れない深刻な症状を引き起こします。そのため、「この程度なら大丈夫」と誤った自己判断は禁物。放置していくうちに症状が進行しますので、なるべく早い段階での整形外科の受診がカギになりますよ!
- 知恵まとめ
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- 痛みの原因がわかっている場合はしばらく様子を見てもOK
- ひざに違和感や痛みを感じたら自己判断は禁物
- 症状を放置すると進行が早まり深刻な症状に結びつくこともある