ヒアルロン酸注射のひざ治療歴史と、メリット・デメリット!|変形性膝関節症コラム

ヒアルロン酸注射のひざ治療歴史と、メリット・デメリット!

ひざ関節治療に用いられる、最もポピュラーな成分がヒアルロン酸です。サプリメントとして摂取することや、関節に注射する治療には、どのようなメリット(効果)とデメリット(副作用などのリスク)あるのでしょうか?

そもそも「ヒアルロン酸」って何?

皮膚や筋肉を構成する成分のひとつ

高保湿の美容成分としてもお馴染みのヒアルロン酸は、人体にもともとある安全な成分。皮膚や筋肉、軟骨を構成する主成分のひとつです。

ヒアルロン酸は元来、眼科の治療材

ヒアルロン酸を医療分野で最初に活用したのはアメリカとカナダで、1979年に眼球手術時の補助剤として発売されました。国内では、1987年に関節疾患の治療薬として導入され、現在と同じように変形性膝関節症を患ったひざへ注射する治療法が採用されました。その後は、保険認可を皮切りに多くの整形外科に広まり、最もポピュラーで手軽な関節疾患治療として認知されるようになったのです。

最新のヒアルロン酸製剤はモノビスク

ひざ痛サプリメント

約30年前に初めてヒアルロン酸注射が行なわれてから現在まで、様々なヒアルロン酸製剤が開発されてきました。ヒアルロン酸の含有濃度などに差がある製剤は、海外製を含めると数十種種類あり、最新製剤の「モノビスク」は、注射後、半年間も続く効果持続性が注目を集めています。日本で保険認可されているのは、たった2種類のヒアルロン酸製剤「アルツ」「サイビスク」だけで、その効果の継続期間は、1~2週間程度です(サイビスクは効果がうまく発揮すれば半年もつという説がありますが、実際半年もったケースはまだほとんどありません)。

ヒアルロン酸注射のメリット

ヒアルロン酸は、関節内に注射する方法については、医学的に効果が認められています。例えば、注射することによってひざが滑らかに動くようになり、炎症を抑制する効果があります。そんなヒアルロン酸注射のいちばんのメリットといえば、体に優しい低負担の治療法だということでしょう。人体に元からある成分なので副作用がありませんし、注射だけで済むので治療時間はほんの10分程度。注射後はすぐに普通の生活をおくることができます。また、どの整形外科も扱っている利便性もメリットといえますね。

ヒアルロン酸注射のデメリット

安全で手軽なヒアルロン酸注射ですが、いくつかのデメリットもあります。

まず、効果の面で個人差があること、効き目の継続期間が短いことがデメリットといえます。ヒアルロン酸注射が効くのは、比較的初期症状の変形性膝関節症のみ。症状が進んでいる状態では効き目がでないことがあります。また、国内で保険認可されている2種類のヒアルロン酸注射は安価ですが、効果が1週間も続かないこともあります。そのため、保険が適応される頻度は、2週間に1度ですが、「そんなに長期間、効果が持続しない」と、不満を持っている患者さんも多いです。

知恵まとめ
  • ヒアルロン酸注射は、約30年前から行なわれている最も一般的な治療法
  • 注射1本で、ひざがなめらかに動くようになり炎症も抑えられる
  • ただし、効き目の継続期間が短く初期症状にしか大きな効果はない

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