ひざ痛を悪化させる要因が身近にある?!
日々、ひざの痛みと付き合っている方は、なんとなく「こういうときはひざが痛みやすい」という感覚を持っているのではないでしょうか? そんなひざの痛みを悪化させる、身近な次の2つの要因、心当たりはありませんか?それはストレスと睡眠不足です。
ストレスがひざ痛を引き起こすことがある?
慣れない場所に行ったり、人付き合いで悩んだりしたとき、なんだかどっと疲れて、全身に倦怠感を感じることはありませんか? このようにストレスを感じたときも、ひざ痛を起こすことがあります。つまり、物理的な外傷や変形だけでなく、精神的なものでもひざ痛を感じるということです。 その理由として、ストレスがかかると痛みを感じなくさせる「ドーパミン」がきちんと分泌されなくなり、脳が痛みの信号をそのまま各部位に伝達してしまうからという説があります。痛みを抑制するものがなくなれば、当然、感じる痛みも大きくなってきます。ひざに痛みを抱えている方は、ストレスがかかったタイミングで、ひざの痛みを感じやすくなるようです。
睡眠不足で悪化する?
睡眠不足も、ひざ痛の原因になることがあるようです。米国疾病対策センターが約200名に行った調査によれば、変形性膝関節症で不眠症を患っている場合、中枢神経系が過敏になっており、ひざの痛みを感じやすいことが分かっています。睡眠不足だけに原因を限定することはできませんが、影響があることは確かのよう。同調査によれば、実際に「睡眠不足が続いていたら、ひざの痛みが強くなった」というひざ痛の人もいるとのこと。意外と影響は大きいようですね。
ストレスを避けて、たっぷりと睡眠を
日常生活の中で、身近にひざ痛を悪化させる原因があることが分かれば、ある程度その原因を取り去ることで、痛みを緩和できる可能性があります。ひざの痛みを取り除くためのヒントとして、ぜひ覚えておきたいところです。ひざ痛がある方は、ぜひストレスを避け、できる限りためこまないこと。そしてたっぷりと睡眠をとることを心がけましょう。
- 知恵まとめ
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- ストレスや睡眠不足がひざ痛の原因になることもある
- ストレスを感じると痛みを抑制するドーパミンが減少しひざ痛を感じやすくなる
- 睡眠不足は中枢神経系が過敏になり、ひざの痛みを感じやすくなる