ひざにたまった水抜くとくせになるって本当?

2015.08.10

ひざにたまった水抜くとくせになるって本当?

ひざに炎症が起きたり、ひざの内部にある軟骨や半月板が傷ついたりすると、ひざに水がたまることがあります。見た目も腫れ、曲げ伸ばしがしづらくなる、痛みが出るなど、何とか対処したいもの。そこで、一時的に水を抜くという方法も。けれど、この水抜きは何度もやるとくせになるという噂が…。これは本当なのでしょうか?

ひざに水がたまるときは、水を抜いたほうがいい?

ひざに水がたまると、脚がつっぱって曲げられない、ひざが痛む、ひざがだるいなど生活に支障が出ることがあります。その場合には、ひざにたまった水を抜くという方法もあります。整形外科などでは、ひざ関節にたまっている関節液を、注射で取り除いてもらうことができます。また、それと同時に水がたまる原因として考えられている「炎症」を抑える治療が行われることが一般的です。よって、水抜きは一時的な処置というわけです。場合によっては、抜いた水を検査して以後の治療に役立てることもあります。

水抜きはくせになるって本当?

この水抜き、何度も行うと気持ちの上でも、症状としてもくせになるという噂があります。しかし、これは大きな誤解。気持ちの上で何度も水抜きしたくなるのは、一度水抜きをすると、一時的にひざが細くなるからと考えられます。水抜き後、再び水がたまって腫れてくると、細いときと比べてどうしても気になってしまうのでしょう。 また、水抜きは根本的な治療ではないので、何度も行わなければならないことも「くせになる」理由と考えられます。しかし、水抜きを何度も繰り返したとしても、症状として水がたまりやすくなるということはありません。ただし、水抜きをし過ぎることには別の心配があります。

水を抜きすぎると困ることってあるの?

膝 水

ひざにたまった水を抜いても、特に困ることはありませんが、何度も抜く機会があるということは、ひざ関節内に細菌が入る可能性が高くなることは事実です。また、本来、水抜きの際に抜く水=関節液は関節の滑りをよくするためのものなので、抜きすぎはひざに支障をきたす原因になる恐れもあります。また、ひざ関節がダメージを受けている場合、それを修復しようとして水が増えることもあります。その増えた水の中に、ひざ関節を修復する役割を持つ細胞が放出されるので、水を必要以上に抜いてしまうと、せっかく増えた修復細胞まで抜いてしまうことにもなるのです。

水抜きは一時的な症状の悪化や生活のための対処法としてとらえ、根本的な治療は「炎症を抑えること」と考えましょう。気になる方は、整形外科の医師に水抜きやその回数について相談してみてください。

知恵まとめ
  • ひざに水がたまったときは注射で抜く治療法がある -「ひざの水抜きはくせになる」に根拠はない
  • ひざの水抜きし過ぎは細菌感染、関節の滑りに影響が出るなどの可能性がある
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