ヒトの歩く速度と寿命の恐るべき関係とは!?|変形性膝関節症コラム

ヒトの歩く速度と寿命の恐るべき関係とは!?

ウォーキングに大きな健康効果があることはすでに知られていますが、なんと最近ではヒトの寿命にも深く関係しているという研究結果が次々と発表されています。そして、ここで重要なのは、歩くときの「速度」なんだとか。今回は歩く速度とヒトの寿命の知られざる繋がりについてリポートします!

早く歩くと病気にかかりにくい体になる!

なぜ早歩きは体にいいのでしょうか。それには、私たちの体を守る働きが関係しているのです。私たちの体の中には防御機能である「免疫」が備わっています。早歩きなどのウォーキングや適度な運動は、がん細胞などを抑え込む重要な免疫細胞である「ナチュラルキラー細胞」を活性化することがわかっています。現在、女性の死亡率のナンバーワンは大腸がんです。大腸がんは、食生活の欧米化などで近年急激に増えていますが、歩いたり適度な運動をすることで免疫細胞が活性化し、その発症を5割も減らすことができたという研究結果があります。

歩く速度が●●の人は死亡のリスクが実は低い?

歩く速度 寿命
出典:[オンエアナビ]

2010年にアメリカの大学で発表された研究結果では、シニアの人たちの歩く速度について9年間追跡調査したところ、早歩きができた人は歩く速度が遅かった人に比べて、がんや糖尿病などの大きな病気にかからず健康でいられる‘健康寿命’の期間が長かったという結果が出ています。また、歩くスピードが0.1m/秒速くなると、死亡リスクが12%下がるという論文も出ています。つまり、早く歩くことができる人は健康で元気でいられる期間や、寿命そのものも長くなるということがわかっています。

たくさん早く歩く癖をつけよう

早歩き 歩幅 「早歩き」の習慣をつけるのは、思いついたらすぐに始めるのがおススメ。ゆっくり歩きのままだと中高年以降に転倒する可能性がアップします! 結果、膝関節の骨折などが起こりやすくなり、そのまま重症化して介護が必要になるという最悪なケースにつながることも……。また、歩くときには、速さだけでなく歩幅も重要な要素の一つ。普通に歩くよりもやや広めにしたほうが有酸素運動としての効果が高くなります。普通の歩幅の目安は、「身長-100cm」。まずは自分の正確な歩幅を測って、プラス10cmを目安に歩くことを心がけると良いでしょう。 今まで早歩きをしてこなかった人もあきらめないで! イギリスのケンブリッジ大学の研究では、1日20分の早歩きをプラスするだけで、死亡のリスクを30%も減らせることが明らかになっています。そして、早歩きの効果が最も高いのは、普段はあまり活動的でなかった人だそうです! 今からでも「早歩き」の習慣を身につけるのは遅くありませんよ。 ただし早く歩くためには、何よりも膝関節の健康を守ることがとても重要です。膝関節の健康が寿命に大きな影響を与えることも考えられるのですから。

知恵まとめ
  • 早歩きと寿命は相関関係がある
  • 早歩きは免疫を活性化させる
  • 早歩きは速ければ速いほど良い!
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