ロコモの認知度ってどれくらい?

2015.07.18

ロコモの認知度ってどれくらい?

みなさんは「ロコモティブシンドローム」をご存知ですか? 略して「ロコモ」と呼ぶことは知ってはいるものの、その意味を説明するとなると、「ちょっとわからない」という方は多いのではないでしょうか。そこで、「一般社団法人 運動器の10年・日本協会」が2015年4月~5月に行った、ロコモティブシンドロームに関する認知度調査の結果をもとに、ロコモという呼び名やその意味がどれだけ知られているのかを見ていきましょう

意外と知られていない「ロコモ」

ロコモティブシンドローム この調査では、全国の20代~60代の男女1万名に対して行われました。ロコモティブシンドローム(ロコモ)について、言葉だけは聞いたことがあるという「認知」の人の割合は44.4%、言葉の意味まで知っている「理解」の人の割合は18.3%でした。意外と多くの人が言葉を聞いたことはあるようですが、意味まで知っている人はその半分にも満たない結果となりました。

女性は年代が上がるほど認知度が高まる

ロコモティブシンドローム 女性 もう少しその認知と理解の事情を詳しく知るために、性別と年代別に見てみましょう。女性に限っていえば、ロコモティブシンドローム(ロコモ)を認知度は年代が上がるにつれて高まっていました。特に70歳以上の女性は72%もの人が「認知」しています。「理解」についても36.0%と年代別では最も高い割合でした。 一方、男性については70代以上でもその認知度は58.1%、「理解」は22.1%と女性と比べて低い割合となっています。

また、都道府県別の「認知」と「理解」の合計の割合を見てみると、最も高かったのは佐賀県の62.5%、次いで長崎県の56.0%、山梨県の54.8%でした。ちなみに東京都は44.4%です。

「筋力の低下」が要因と知っている人が28.4%で最多

ロコモティブシンドローム(ロコモ)には「筋力の低下」「バランス能力の低下」「関節の動く範囲の縮小」「疼痛」などさまざまな要因があります。これらの要因のうち、最も認知度が高かったのは「筋力の低下」の28.4%でした。やはりロコモといえば「寝たきり・要介護」というイメージが強いのか、基本的に筋力が弱まる印象が持たれているようです。 ただ、要因を「ひとつも知らなかった」と答えた人が66.4%いることも見逃せません。

本調査からは、ロコモティブシンドロームが、まだまだ認知自体されていない現状がよくわかります。「理解」については、さらに割合が下がるのも大きな懸念点です。多くの人が長生きする今の時代、将来のことを考えて、ロコモを予防するための対策を早急に立てておく必要があります。そのためにも、厚生労働省はロコモの認知拡大への取り組みに力を入れています。

参照サイト:運動器の10年 2010-2020

知恵まとめ
  • ロコモの「認知」は44.4%、意味まで知っている「理解」は18.3%
  • 男性より女性のほうが認知度が高く、70代女性が最も高い
  • ロコモの要因の認知度は「筋力の低下」28.4%が最も高い

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