今さら聞けない!「ロコモ」ってなに?|変形性膝関節症コラム

2015.07.05

今さら聞けない!「ロコモ」ってなに?

近年、よく耳にするようになった「ロコモ」という言葉。あなたはその意味を知っていますか? 聞いたことはあるけれど、意味まではよくわからないという方が多いかもしれません。「ロコモ」とは「ロコモティブシンドローム」の略称です。今回は、この「ロコモ」の意味をわかりやすくご紹介します。

ロコモティブシンドロームとは?

ロコモティブシンドローム(ロコモ)とは「運動器症候群」のことです。運動器とは、身体を動かすのに必要な骨や筋肉、関節、神経などあらゆる部位の総称です。この運動器は、加齢に伴い衰えたり、障害が起きたりすることで、骨粗しょう症、筋力の低下、関節や脊髄の病気などにつながります。このように、運動器が障害を受けている状態のことをロコモティブシンドロームといいます。厚生労働省は、このロコモティブシンドロームの認知と防止の呼びかけに力を入れています。

「寝たきり」になるリスクを表す

ロコモティブシンドロームとは

実はこのロコモティブシンドローム(ロコモ)は、将来「寝たきり」や「要介護」になる可能性の高い状態を指す言葉として扱われています。超高齢化社会に突入した今、厚生労働省は多くの人々がロコモを意識することを呼びかけています。今後、日常的に介護を必要とせず、自立した生活を多くの人が享受すべきと考えるからです。自分の要介護のリスクを減らすためにも、ぜひ早いうちから意識するようにしましょう。

特に、ロコモティブシンドロームに関係が深い疾患としては、ひざの病気である変形性膝関節症や、腰の病気である変形性腰椎症、骨の病気である骨粗しょう症があります。つまり、これらの疾患は、寝たきりになる可能性が高いというわけです。

ロコモは、年齢問わず起きる状態!

ロコモティブシンドローム 子ども

現在、ロコモティブシンドローム(ロコモ)の人口は、ロコモ予備軍を含めると、4700万人ほどもいるといわれています。ここでポイントになるのは、ロコモティブシンドロームは決して高齢者だけの問題ではないということです。食生活の乱れ、痩せすぎなどが原因で、若者にもすでにロコモティブシンドロームに該当するような、骨や筋肉が弱くなっている人々が増えています。

近年「メタボリックシンドローム」いわゆる「メタボ」に気をつけようという呼びかけは、すでに広く認知されていますが、ロコモティブシンドロームも同じように現代人なら誰もにリスクがあり、気を付けるべきものです。ロコモティブシンドロームの要因となる、筋肉、骨、関節の衰えについては、国や社会全体が今、大きな課題意識を持って取り組んでいることは意識しておくべきでしょう。そして、自分だけでなく、子どもや孫世代にも気をつけるように教えてあげることも大切になってきそうです。

知恵まとめ
  • ロコモティブシンドロームとは、運動器障害のこと
  • 骨や筋肉、関節などの機能低下が要因となって起きるロコモは、寝たきり・要介護になるリスクを表す
  • 寝たきりや要介護者の増加を防ぐために厚生労働省などがロコモ認知を呼びかけている

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